ウォーターサーバービジネスとは

 

世界のミネラルウォーター市場は近年、水道水の安全性に対する不安、味に対する不満や世界的な健康志向により急激な発展を継続しています。

 

 

このように数十年にわたり世界各国でミネラルウォーターの市場が発展を継続している要因としては、上記理由によりPETボトルにて特別な水として人々の間で、ミネラルウォーターを積極的に飲むことが火付け役となり、第一回目のミネラルウォーターブームが沸きあがったことです。

 

 

そしてこの積極的な消費が特別(高級)な消費から日常での消費へ、さらに生活での大量消費へと変性し第二回目のミネラルウォーターブームが到来し、水道水に替わる水としてのミネラルウォーターの大量消費時代に短期間で突入したからであるといえる。

 

 

特別な水としてミネラルウォーターを消費していた人々は、それには飽き足らず生活水として大量に消費するようになり、その利便性からガロンボトル(3ガロン~5ガロンの大型ボトル 3ガロン:約11.3リットル)で大量消費するスタイルが発生し、ビジネスとしてミネラルウォーターの宅配事業が伸張してきた。

 

ミネラルウォーターの宅配事業はHOD(Home & Office,Delivery)と総称されており、アメリカやヨーロッパ、アジア各国ではガロンボトル詰めのRO水(逆浸透膜でろ過した純水に近い水)や天然水をウォーターディスペンサーにセットして使用することが生活に溶け込んでいます。

 

 

2001年度のアメリカ、カナダ、イギリスの3ヶ国においてはミネラルウォーター市場全体の28.9%がこのHOD事業にて占められています。特にアメリカにおいては、2001年度のミネラルウォーターの売上64億ドルの中でその販売経路の60%がコンビニ、スーパーなどの小売販売店を通じての販売であり、残りの約40%がHODでの販売です。

 

 

日本国内においては、自然のままでもきれいな水が多く、これまで長い間、水道水の水質が高く安全だと思い、飲用水として利用してきた経緯がある。海外においては早くから発達していた「水のビジネス」が日本においてはタダに等しい水をビジネスとして扱うことは世界各国よりはるかに遅れている。

 

 

日本におけるHOD事業はここ23年が勝負と言われている。今後57年においてHODの顧客数は5001,000万件に膨れあがると推測されてるが、リターナブル方式の限界点などから、今後のHOD市場全体がワンウェイ方式に大きくシフト転換することは間違いないと思わる。

 

そして、システムの無駄を省いたワンウェイ方式には多くの投資家が賛同している。